デザインとは、タン塩である
ということにハッと気が付いた。
我ながらすごい良い例えだ。
タン塩とは、牛タンを網で燻り、レモン汁と塩を少々かけて食べるものである。ボクの好物の一つである。ところがどっこい、コイツはボクの命題の一つである「足さず引かずの究極のバランス」を体現しているのである。
それはどういう意味か。
例えばタン塩に醤油をかけたとしよう。
それはそれで、マズいって事はないだろうし、しょっぱそうだけどそれなりに美味しいだろう。でも明らかに醤油をかけない方が美味い。醤油は雑味でしかない。醤油以外に何をかけようと、同じ事であると思う。
ならば逆に、塩をかけずに食べたとしたら。
それはそれで、肉自体の旨みがあるから、マズいという事はない。むしろ美味いだろう。だけれど、塩をかけるとその旨みがさらに引き立てられる。
とにかく「タン塩」はレモン汁と塩で完結しているのである。
タン塩から何かを足しても引いても、それ以上になる事はないのである。この上なくシンプルかつ究極に完成されている。
タン塩凄いなぁ。うまいし。
うわ読み返したら凄いバカみたい。
ただのタン塩信者じゃねーか。