【思考】DeSign
アート≠デザイン
であると俺は常々思う。似たような事前も書いたけど。
アートは自己表現でありデザインは他者表現。
最大の違いは「客」がいるかいないかだ。
アートである絵や音楽を買う人もいるが、それはそのアートに魅了された人が買う、後付の客だ。「自己の発揮」がアートであるため、創作者本人が満足できれば、ものの良し悪しや売れるか売れないかは関係無い。
だがデザインは違う。客の要望に沿った上で仕立て上げるのが大前提。売れるモノを作るのが大前提。売れないモノは価値が無いのだ。たとえそこに「アート」があったとしても、それはデザインではない。
さらに言うと、客の要求を100%答えられて「並」。
客の要求を超えた、客の想像の範囲外にある結果・提案を打ち出してこそプロなのだ。そしてそこに初めて「創造」の余地が入る。この時、アートがデザインの中の一要素になる。
別にデザインがアートの上を行くと言いたいわけじゃない。
デザインの及ばないアートがこの世には沢山ある。
ただ、最近の世の中には自分のデザインに理由付けのできない自称デザイナーが増えたなと思った。「気分」だとか「カッコイイ」からとか、ましてや「自分色」ではデザインではないんです。Webデザインではあまりに顕著。
Webアートは個人でやっていて欲しい。
ああ精進しよう。