エッシャー展へ行ってきた

行ってまいりました、スーパーエッシャー展。何がスーパーなのか。
雑誌を読んでいて、そろそろ終わりそうジャマイカと気づき、終わり間際の平日だし空いてるだろうくらいに軽い気持ちで行ったんですが、今まで行った室内展覧会の中では群を抜くほどの混雑っぷり。チケット買うのに20分くらい並んだ。
おまえら平日の昼から雁首揃えて何やってんだと言いたかった(俺含める)
会場入ってすぐのところで、DSライトを利用した音声ガイドを貸し出していたので使ってみたのだけれど、こういう使い方ができるってのもDSの強みなんだなーと、エッシャーとか全然関係ないところで関心した。
内容も会場の順路に沿った作品の説明や、DSの画面をスライドさせて作品を細かく見れたり、普通にコリャ便利だワイと思った。
で、エッシャーの作品の方に移るわけですが、正直ボクはエッシャーと言えば騙し絵やパターンの類しか知らなかったのだけれど、そこはやはりピカソしかり、独特の作風の下には礎となる確かな力があるわけで、初期の写実的な作品も沢山拝見できました。あんだけ精密なのに版画なのかと。
独特の作風は単に「天才」の一言で片付くものではなく、一つの作品を作るにも多数の習作を作り、自己の至高を追い求め研鑽するうちに到達した、至極の境地なのだと思う。



エッシャー展のシンボルにもなっている「MCE」のロゴ。
コレはエッシャーのフルネームである「マウリッツ・コルネリス・エッシャー」のロゴであると知ったのだけれど、驚いたことにこのハイセンスなロゴが1930年ごろの若い時期の作品から、エッシャー自身によりサイン代わりに使われていた。
作品全体を見た印象や、「芸術家より数学者の方がウマが合う」と本人の弁と言われるガイドからも、「絵を描く」というより「空間を測り創る」という概念を感じた。時が時なら、平面画以上に3Dにバリバリ興味を示すタイプだったのだろうなぁと思う。
エッシャー作品「星」のA1ポスターが売ってたら5千円くらい出してもいいと思った。




結論を言うと、人多杉で暑かったしDSガイド無かったらアウアウだった。
「ボクら外出歩ける格好してますから!人多いし暖房いりませんから!」
あとDSのソフトをパクろうかとか一瞬魔が刺したけど、抜いた瞬間センサーがティウンティウンティウンとか言い出しそうなのでやめた。