ウォッチメン


ウォッチメンを観てきました。
一言で言えば「凄い」に尽きる映画。
上映時間の3時間は、全く長いと感じませんでした。
自分個人の2008年ベストはダークナイトでしたが、2009年ベストにはウォッチメンが強烈に刻まれました。
宣伝的にはやはり有名ではないだけに、アメコミヒーローものという切り口がCMも含め多いですが、予備知識が無くコテコテのヒーロー物を期待して行かれる人は、かなり期待外れの作品になるかも知れません。実際mixiの感想なんかざっと見てみるとそんな人が多かったので。
そういう点から万人向けとは言い難くも思います。

サスペンス、アクション、バイオレンス、セックスを兼ね備えた、ヒジョーにトゲのある作品。
ヒーロー一人一人が性格やその因果など異常なまでに生々しくも人間臭く、冷戦の時代背景にそれらが交じり合って複雑な味を出している。

小の虫を殺して大の虫を助けることはある種の「正義」だが、それに抗うこともまた間違いなく「正義」だ。両者とも善悪や法の範疇で説明できるものではない。 やはり正義の反対は別の正義なんだなぁ。
造られた事実より真実の追究に妥協をしないロールシャッハには男としてシビれるが、それが必ずしも正しいかと言われると何とも難しい。
平和というものは、本当に笑えないジョークの上で成り立っているのかも知れない。



とりあえずDrマンハッタンはチンコしまった方がいいとは思った。



で、帰りに聖おにいさん3巻を買おうと思ったら…

売っていたので勢いで買ってしまった。
聖☆おにいさん(3) (モーニング KC)

聖☆おにいさん(3) (モーニング KC)

もちろんコチラも忘れずに。