俺のメッキは剥がされた。

金にも満たないメッキは剥がされた。

俺の地はただの鉄。光もしない鈍い鉄。

鉄は金になれはしない。錬金術などありはしない。

だが俺は鉄でいい。現実を受け鉄で在ろう。

鉄の我が身を打ち続けよう。熱し叩き、冷やし叩き。



金も鉄になれはしない。

いつしか刀の輝きに届くまで。







やべ俺、詩人だ。