民明
虎丸「何じゃぁーっ!ありゃー!?」
雷電「あっ、あれはもしや羅臥尹(らぶい)・・・」
富樫「なっ、知っているのか 雷電ー!?」
雷電「うっ、うむ・・・」
羅臥尹(らぶい)
時は古代中国、未だ戦乱の世で在った頃宮廷に仕える一人の武将がいた。名を羅 臥尹(ら・ぶい)と言い女性で在りながら一つの隊を任せられる程であった。
羅臥尹には信頼を寄せる部下がいた。抽々(ぬぬ)、雲(うん)、禮李(ひろり)、弖夷卦(ていけ)この四人も羅臥尹を尊敬し共に堅い絆で結ばれていた。(抽々は一番年上だった為、抽々姉々(ぬぬねね)と呼ばれていた。)
ある日、羅臥尹は無実の罪で投獄された。四人の部下が抗議するもまったく聞き入れてもらえなかった。そこで四人は羅臥尹の牢の前で歌を唄い励まし続けた。当時この行為は皇帝に反逆を意味しており死を意味していた。
羅臥尹は「拒否!」(やめろ!)と涙ながらに叫んだが五人は「君為死成」(君の為なら死ねる)と言い唄い続けた。そして歌の最後に羅臥尹の名を叫んだ。
その歌に宮廷中が驚き感動した。そして皆、羅臥尹の名を叫んだ。皇帝は即、再調査を命じ見事犯人は捕まり羅臥尹は助かった。
羅臥尹と部下の話はあの孔子の「信武」にも書かれてあるのは有名な話だ。この故事から信頼すべき者には「らぶぃ!」と叫ぶ風習が有り現代でもその風習は残っている。某匿名掲示板で「ラヴィ!」と叫ぶ風習はこの故事からきているかどうかは定かではない。
民明書房刊「名歌その奇跡と効能」より抜粋
久々に良スレ見つけた。
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1094861945/