幸福のボトムアップ

人と話していると、職種・業界に年齢も相まってたまに起業の話とかが出てきます。
そこでなぜ起業しないのか?と聞かれると
「他人の生活の責任を取る自信がないから」
と答えることにしています。

一人のフリーランスでやってるならともかくとして、実際のところは数人で組んで法人形式にしたほうが都合が良さそうなのは何となく感じています。
そうなると「人を雇う」必要がでてきます。
人を雇うということは、その人を養うこと、さらに言うとその人の家族を養い幸福の一旦を担うことだとボクは思っています。そんなこと考えていたら一生起業なんてできないじゃん、と言われそうですが。

しかしながら「○○を通して社会貢献をいたします」みたいな企業理念を掲げているところって、若い企業でも結構というか、かなりありますよね。お決まりの後付け文句だと思うんですが。

そこで疑問なんですが、社員一個人の幸福も達成できないような企業が社会に貢献なんてできるんでしょうか。
少しでも個人の幸福を果たすことで豊かになり、GDPにチョビっとでも影響を与えるほうが、結果的によっぽど社会貢献なんじゃないでしょうか。
満たされた個人による底上げ、いわば幸福のボトムアップこそが本来の満たされた社会なんじゃないでしょうか。

他人の幸福なんて当人の責任であるとも言えますが、雇用する相手となればやはり幸福を担うという義務と責任が発生しますし、何より自分の仕事に直接関わってくれる身近な人を他人と言い捨てるような存在にはなりたくありません。

その点、幸福・貢献の「こ」の字も理念・社是に挙げない会社のほうがよほど潔いです。幸福を省みないのも道の一つではあると思いますので否定はしません。道を成すことと幸福を成すことは必ずしもイコールではないと思っているので。

まぁその、取りとめもない思いつきを吐き出したりしましたが、ボクの言う幸福ってのも何だかんだで結局はお金なんですけどね。お金がなけりゃ企業なんて出来やしないしね!
欲しいな〜、お金。取り急ぎ10万円くらい。

幸福幸福言って素数数えたらメイドインヘヴン発動してくれてもいいんじゃないかな!