自己証明

スーツは「それがどういうものであるか」と、多くの場合作品の本質を量ろうとしない。というより、量れるほどの経験・知識・目が無い。専門家でないのであればそれは当然のことであり批難するべきことではない。俺だってキャッシュフローに関することは全然だから。

スーツが求めるのは「それによりどういう効果があるのか」という、過去の実績・データに基づく裏付けだ。作品ではなく、その先にある利益目標を見ているので当然のことだ。

どんなに知識に優れていようと、一人の人間がどうこう伝えても、根本的に伝わるべき器が備わっていないスーツにはそれを受け止めることが出来ないし、受け止めようとしても漏れてしまう。

だが、ごくシンプルなもので響かせることはできる。
それは主に、大きな実績や大きな後ろ盾。
別にコネを作れば万事オーケーなんていう話ではなく、○○万円の成功実績、○○賞受賞、○○機関調査データ、といったもの。

足りないならとりあえず作らなきゃならんと、最近妙な焦燥感に駆られる。



なんつーかごく当たり前のことばかり書いた。